沖縄からのお客様。
お嬢さんの成人式のお草履を探しに来店されました。草履は黒エナメルの小判型1寸5分(Lサイズ)に真紅の本天鼻緒に先ツボは明るいブルーに決定!台はオーダーですので 15日くらいかかります。
それと、もう一足、天赤黒ヒールの下駄をお求めに・・・。
アンティークのきれいな青の振袖を着る予定との事で小物などを探しに日帰りで福岡へ。
「こちらに来るのも、今回の目的のひとつです。」といっていただき、うれしい限りです。
足にあわせて、おあつらえする。
お客様と、お履物のマッチングをする。
出来上がるまでの工程をお客様と一緒に共有する。
そんな対面販売に特化すること・・・。
遠方からお越しの一組で
かすかな迷いがふっとぶ・・・。
遠いところ ほんとうにお越しいただきありがとうございました。
下駄、ぞうり、出来上がりましたら画像アップしますね。
ちょっと聞きにくかったのですが、私の中で引っかかってたことがあって、
沖縄の基地の事をお尋ねしました。
その地での現実と、私たちが受けとる情報とのギャップはかなりあるようです。
今の日本という国のために、国民の防衛のためという大儀のもと、
苦しい過去に蓋をして我慢してらっしゃる沖縄の方々に
平和の恩恵をもらっている事を忘れてはならないと感じました。
私にとって、この話を沖縄との距離を超え、私の日常の中(下駄屋)
で直でお話を聞ける事がいかに貴重なことであるか?
そして、こんな機会を作ってくれるのが、お客様にあわせて納得のいく仕事を
することから生まれたものだということ。
下駄屋がもたらす副産物の醍醐味だということ。
下駄をツールにいろんな方々とつながっている・・・。
そして、もっといい仕事にしたいと思える。
続けるというエネルギーになっていることを実感しました。
by getaya_komachi
| 2011-06-09 23:59
| へっぱく三昧